今日は雨でした。
外のお天気が、ではなくて…。
BRIstの作業室の床に、無数の雨の雫が落ちました。
その雨は、ある利用者さんの目から落ちたものでした。
難しいです。
こういう時に、自分の無力さを痛感します。
もともとコミュニケーションが苦手な子なんです。
でも、首を縦横に振ることでYes/Noを伝えてくれます。
必要に応じて、スマホを使って文字で会話したりもしますが、
今日はどれもが機能しませんでした。
なので、大粒の雨がたくさん降ってしまったのです。
しばらく声を掛け続けた結果、Yes/Noが復活し、30分後には雨は止みました。
でも、雨が降った原因は最後までわかりませんでした。
帰り際、「また明日ね」と声を掛けると、わかりやすいYesを表現してくれて、
少しだけホッとしています。
ずいぶん昔。
40年以上も前のことです。
私の弟も、時折謎の雨を降らせては床を濡らしていたことを思い出しました。
胸の奥がチクチク痛くて、なんとも切ない気持ちになったのは
あの床に落ちた雨の雫がオーバーラップしたからなのかもしれません。
私の雨雲レーダーの性能を高めて、明日からまた頑張ります。
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